橘さんちの家庭の事情-後篇-

ここは一つ、場を盛り上げようとケーキを用意しました。
翡翠さんはさすがに女性の前なので衣服を着用しておられます。

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花梨 「きゃぁ〜ハート 美味しそうー!早く切ってよ〜」
翡翠 「ふふ…、本当にね…。美味しそうなだよ…、まったく」

将臣 「…ケーキ……だろ?」
頼久 「………。(なにやら尻の辺りから強烈な悪寒を感じるのだが…)」

翡翠さんの視線は別のところにあるようです。


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切り分けられたケーキを持って、みんな着席しました。

望美 「もう!!頼忠さんったら変態!!」

褌一丁、頭には丑の刻参りをするような蝋燭をつけて、勘違いどころか場違いな頼忠さん。

翡翠 「レディの前で褌はやめたまえ。」
頼忠 「も…申し訳ございません…」

全裸狂の翡翠さんには言われたくないです。

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お客さんも増えてきたので、もう一個ケーキを用意です。

頼久 「………(友雅殿…!)」
友雅 「…(君の気持ちはわかっているよ、頼久。十六等分だろう?任せておきなさい)}

1人あたりがものすごくスライスされたケーキになりそうです。

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パーティーといえば決ってやって来る人、いますよね。

将臣 「見たかよ!ケント・デリカットだぜ?すげー!」
望美 「う、うん。みたよ!」
将臣 「お前望美か?!」
友雅 「どうやら合体してしまったらしいねぇ。」


***

ケントも去り…

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思わぬところで夫婦喧嘩勃発。
頼忠さんをめぐって夫婦仲に亀裂が…!
友雅さんも頼久さんも、頼忠さんにラブラブフラッシュをかけているので
副作用で2人は混乱に陥ってます。

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恐るべし…、ラブラブフラッシュ…。

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頼忠 「別当殿…!!」

渦中の頼忠、別当殿に突然のチュウ。

頼久 「…!!!!」

頼忠さんは別当の策略で、彼にも落とされているのです。 

+++  別当宅にて――
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  頼忠 「ああっ…いけません別当殿…っ」
  幸鷹 「ふっふっふっ…、よいではありませんか」
+++

そんな影響がこんなところでも出てしまったようです。

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ワンコパンチ!

幸鷹 「ぎゃ!!」

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将臣 「まぁまぁ、落ち着けって。俺とどう?頼忠とそっくりだろ?」
頼久 「お前が…?」

そして恋多き男(有川)との恋の芽生え…。

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これじゃいかん!と、友雅殿、頼久さんににキスをしますが…
抵抗はしないものの、無理矢理が嫌だったのかハートブレイク…。


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遠くからは冷たい視線が…

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頼忠 「友雅殿に何をするか!」

頼久さんは被害者なのに、ビンタをくらっちゃいました。

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気を取り直してもう一度ちゅぅ。今度は控えめに。

友雅 「大丈夫かい?痛かっただろう?」
頼久 「友雅殿…ハート 」

ラブ復活。
まだ疑惑が残っているのか薄いハートです。

***

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疲れた友雅殿が先にご就寝していると、
頼久さん、有川に襲われました。
けれども嫌がっているみたいです。

将臣 「なんだよ、さっきはその気があるみたいな感じだったろー」
頼久 「勘違いだろう」

あっという間に有川とのラブ消滅。

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友雅 「…ZZZ……(怒)」

友雅殿、お休みになっていたのではなかったのですか。
有川に対し、激しくお怒りになってらっしゃいます。


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今度は庭先で頼忠さんが頼久さんにちゅう。
ラブラブフラッシュの洗脳効果で、彼にもキス魔の兆候か。

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頼久 「お前はいったいどちらの見方なのだ?!わけがわからぬぞ!!」

友雅 「ああ、可愛い人よ…、どうか私のために争わないでおくれ…」

心を痛める友雅殿。


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友雅 「全部翡翠が悪い!!」

近場にいた望美ちゃんに八つ当たりです。

望美 「私に当たらないでよ!」

そこへ再び頼忠さん登場。

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友雅殿にもちゅう。

頼久 「頼忠、おぬし…(怒)」

いいかげんにせぇよ……な頼久さん。
友雅殿も、もうこりごりと言った様子で拒絶しておられます。


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ここは一つ、自分が大人になって謝ろう。

友雅 「頼久」

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友雅 「……頼忠にちょっかいを出したりして、悪戯心が過ぎた。すまない」

頭を垂れる友サマ。

頼久 「と…っ友雅殿!顔をお上げ下さい!貴方がお謝りいただくことなど、ないのです」


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頼久 「アッ…アッ…友雅殿…ッ
友雅 「頼久……いいよ…すごく」

昂ぶった気持ちを野外で放出する2人…。
あっという間にメロメロにされてしまった頼久さん。
愛を再確認し仲直りしたそうです。

***

一方、どこへ行っていたのか翡翠さん。

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雇われダンサーに襲われていました。

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なにやら名刺を受け取ってしまってます。
後ろで永泉様がお冠です。

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翡翠 「…『出張ホスト…携帯番号XXX-ZZ-XXXX』…?」
「いつでもミーを呼んでクダサーイ。サービスするネ」

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永泉様に怒られてしまいました。
頼忠さんを野放しにして姿が見えないと思っていた翡翠さん。
永泉様をいつの間にかナンパしていたようです。