橘さんちの家庭の事情3

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頼久さんがシャワーを浴びています。

頼久 「友雅殿に不快な思いをさせぬよう…、丹念に洗わねば…。隅々まで……」

ごしごし


頼久 「……こ…ココも……」

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頼久 「ああ…友雅殿を想うと姫子のようになる己が恥ずかしい……っ」


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頼久 「友雅殿いわく『お楽しみ』は、近頃はご無沙汰であったからな…」


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頼久 「しかし眠い………、いや!!耐えねば……!!友雅殿…ハート




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頼久 「ん?誰だ?」


頼久さんの入浴シーンを白昼堂々覘く不届き者だ!


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いや!
マジカルタウンの『スペルチェッカー』という人物らしいです。
術(魔法)を使うと、罰金を取られてしまうのです。
頼久さんは、浴室に来るときに習得したテレポートを使ってやってきたので、このおじさんがすぐ駆けつけてきたというわけです。

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テレポート一回で罰金21シムオリオンはちと高くないか?

と、このときはこう思ったのですが、
その後はどんどん値が釣りあがって行き、今現在は一回につき150シムオリオン近く徴収されています。

用を済ませると、おじさんはすぐに去っていきました。


***

場面を友雅さんに移してみると



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  ぼわっ


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  ぶわっ



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またも焚き火から大出火!
友雅さんは火に囲まれて身動きが取れなくなってしまいました。
よって、神の手介入。習得していたテレポートで移動させました。
魔法が使えてよかった…。焼死するところでした。

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またスペルチェッカーのおやじに怒られました。
それどころではないというに…。

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6シムオリオン…。



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友雅さんは、頼久さんとの夜の『お楽しみ』に備え、神に向かってしきりに入浴を訴えていらっしゃいます。

しかし…、この勢いづくばかりの火を消し止めない限りは、いかな神といえど、どうすることも出来ません。


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こんな目の前の大騒動に、今まで気がつかなかったのでしょうか。
さも今気がついたように、友雅殿が突然慌てだしました。

友雅 「!!!いつの間にこんなに火が回ったのだ?!」


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友雅 「清き水の流れよ…、全てを押し流すがいい……雨縛気!!」

水の技発動。

天真 「友雅も永泉の技が使えんのかー!?ただのタラシだと思ってたけど見直したぜ!」


***


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騒ぎも治まり、お腹が空いた友雅さんは、ご飯をこしらえました。
けれども、コックに話しかけられている間に、みんな持っていかれて空になってしまいました。

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空になったお皿を背後に、外へ出て行った友雅さん。
外には、コックが作った料理が並べられています。
食べに行ったのかな、と思ったら

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コックが作った料理を全面否定。

アクラム 「…愚民の作るものにしては、なかなか美味であったが……」


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友雅さんは台所に戻ると、再び調理を始めました。

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自らの手料理を満足げに美味しくいただいています。


が…

突如彼に悲劇が訪れます。




友雅 「はぅあ……ッ!?」



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なんということでしょう。
天下の友雅様が………



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友雅 「これは私がしたのではない」

否定しておられます。
認めたくないお気持ちはよく分かりますが……


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すぐに湯殿に向かいました。
今夜の『お楽しみ』の予定は、精神的ダメージが大きすぎてキャンセルみたいです。
ご自慢のタケノコも意気消沈気味のご様子。

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裏庭をみると、ここでも漏らし跡が。
誰?