角のゆくえ

!!一部成人向け表現が含まれています。18歳未満の方、嫌悪される方はご遠慮下さい。!!
梶原邸でのお話です。

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景ちゃんが現れてからというもの、将臣くんに構ってもらえなくなったあっつん。
寂しい心の隙間を埋めるように、同じく寂しい思いをしていた九郎ちゃんと急速に距離を縮めておりました。

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望美 「将臣くんとはどうなったのよ!!??」

ヒロインばりにモテモテのあっつん。
本家ヒロイン望美ちゃんに詰め寄られます。

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敦盛 「み、神子……怒っているか…?」

望美ちゃんは機嫌を損ねてしまいました。

敦盛 「神子に嫌われたら……私は生きていけない……」
望美 「敦盛さん…」

うろたえるあっつん。
そこで九郎ちゃんがとった行動が…

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熱きチュウ。

望美 「………………」



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望美 「敦盛さん…!!!!」

神子大激怒。

九郎ちゃんはというと
逃げるようにその場を後にして行きました。

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景ちゃんは来客放置で、将臣くんとお風呂でイチャイチャのお楽しみ中。

将臣 「なぁ、なんか母屋が騒がしくないか?すげー怒鳴り声が聞える…」
景時 「今はオレの声だけ聞いててよ」


****


日は変わり、
今日は先代・先々代地の白虎と歴代天の青龍のあわせて五人が梶原邸を訪れています。

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彼らの間では今、ロデオが大ブーム。
梶原邸に到着するなり皆、まずは我先にとロデオに駆け寄ります。


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お馬が大好き頼久さんも、ロデオが大好き。

頼久 「はッ!!やッ!!」

気分はさながら乗馬モードです。

真夜中であろうと近所迷惑顧みず、歳を忘れてはしゃぐ彼らはやはり放置の方向で、
景ちゃんは景ちゃんで自分のお仕事に励みます。

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将臣 「やっぱお前のってデカイよな。何食ったらそんなになんだよ…口に入んねー…」
景時 「…将臣くんが大きくしてるんだよ」

ヘタレでも地の白虎の流れを汲む景ちゃん。
数百年経ようとも伝家の宝刀は輝きを失うどころか、一層研ぎ澄まされ、誇らしげに君臨しています。

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将臣 「…ッ…ぁッ!……ッ…すげッ……来る…ッ」
景時 「ここイイとこ?すごいね、中グチュグチュだよ」

腰を激しく突き入れ将臣くんを責め立てる景ちゃん。
天然のテクニックで翻弄しちゃいます。


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二回戦は将臣くんリードの姿勢です。


頼久 「取り込み中申し訳ないのだが…」

そこへ申し訳なさそうにやってきた頼久さん。

将臣 「なんだよ頼久…ッ…ア!……後にしろよ……ッハ…ッ」





頼久 「調理場の方から煙が出ている」


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景時 「どわッ!!」


***

お食事時、
火事は懲りたのか、火は使わないお料理が食卓に並びました。

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特盛りの生野菜。
頼久さんは大好きお馬さん(ロデオ)を食卓にまで持ち込みです。


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ロデオと一緒にお食事。

頼忠 「頼久。食しているときくらいロデオのことは忘れたらどうだ。」



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頼久さんが持って行ってしまったので、台だけが残されたロデオ台。
みんなのロデオなのに……。


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ロデオを付けたままどこかへ行く頼久さん。
戸口も通り辛そうです。

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みんなでぞろぞろ。


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集まった先は焚き火の周りです。

景時 「頼久くん、つ、角が火に入っちゃってるよ…?」

頼久さんは気にせずマシュマロを焼いています。

頼久 「問題ない」


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お手洗いも狭くてなりません。
ともすれば角に刺されそうです。
頼忠さんも両の角に挟まれ、身動きがとれず困惑しています。

頼忠 「頼久…、もういいだろう?いいかげん外してもらえないか…?」

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引き剥がそうと試みるも、頑固にくっ付いて取れません。

頼久 「よせ!頼忠!!私の栗風(←ロデオの名前)に何をする…?!」

頼久さんもロデオと離れるのを嫌がっています。



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頼久 「私は……皆の迷惑になっていたの…か……?栗風よ…」


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頼久さんは、ロデオを元の場所に返してあげました。