chapter9:  奮闘中 -前篇-



前回に続いて、望美ちゃんのお話です。



トリプル天の青龍ズ(頼久・頼忠・将臣)はまだ望美ちゃんのおうちに居ます。
時間は夜です。




遊泳体制の望美ちゃんの背後で、
熱烈なちゅぅをかます先代天龍たち。



 「そろそろお暇いたします」

頼忠さんは疲れたらしく(ちゅぅにか?)、帰って行きました。



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 朝、テントの前でみんな大集合。



片割れの頼忠が帰ってしまって寂しい頼久さん。
しきりに将臣くんに話しかけます。



しかし将臣くん、頼久さんを否定。

 「…お前とは気が合わぬらしいな…」




 「頼久さんと何話してたの?」



 「たいした話じゃねーよ。」



頼久の話題で意気投合する二人に対し
完全仲間はずれの頼久さん。

所詮は古人か……。
現代人の話題に乗れないらしい。





負けずに将臣の話題を持ちかける頼久さん。
しかしそれも否定する望美ちゃん。

 「風呂はいりてぇし、そろそろ帰るな。汗臭くてよ。」
 「え!?お風呂ならうちの使ってってよ!」

将臣くんは帰っていきました。




頼久さんを否定…。

一応詫びておく頼久さん。武士として。









そして寂しさがピークに達した頼久さんもまた
おうちに帰るそうです。

決してばつが悪くなったわけではなく。
頭上に浮かぶマークは、社交が低くなったときにでる、寂しがりやさんマークです。
皆に否定され続けてたからね…。





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皆が帰ってしまい、望美ちゃんもまた寂しさピーク。

 「一人はやっぱり寂しいよ……、将臣くん……」




孤独の食卓。







わざわざこちら(プレイヤーの方)を向いて泣き出す望美ちゃん。
誰か呼べよ、ってことですね。





彼を呼んであげました。
しかし、望美ちゃんは風呂に入ろうとしているところ。
タイミングが悪かったようです。





 「望美ー、いるかーー?」

ドアを叩くも、反応はありません。



 「ふぅ〜、お風呂っていつの時代も気持ちいいね」

なかなか出迎えようとしません。

 「………いねぇのかよ?」





風呂から上がると電話の鳴る音が。
慌ててでるとイタ電でした。

そのあいだに



帰っちゃった……。








 「もう限界だよ……。会いたいよ……将臣くん…」

先ほどシカトしたくせにな。





なぜか徐に瓶を観察。

 「…ふむ」



現実逃避中。





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 翌日


待っていても仕方ありません。行動あるのみ!



おめかし。





 めそめそ


はいはい…。



将臣くんへ電話をかけます。


デートのお誘いに成功しました。

 「うん、じゃぁ公園の前で待ってるね!」



出かける前に用を足しておかないとね。






手を洗わないうちに向かえのタクシーが来てしまいました。

 「待たせちゃ悪いよね」