chapter1: 我ら八葉
八葉といいながら、まだ五葉しかそろってませんが。
神子殿逆ハーレムを楽しむはずだった平安家族。
ところが引越し直後の突然の不祥事から始まります。

竈から出火!

懸命の消火活動もむなしく神子ご臨終。
神子を守るための八葉が、真っ先に神子を送ることに。
神子を失った直後のみんなの様子。
掃除したり灰を片付けたり。
現実逃避してます。

「神子殿…!」
「神子、神子ーーーーー!!!」
偶然家にやってきていた翡翠さんも悲しみの涙を浮かべています。
鷹通はまだ現実逃避中。

「はっはっは、これはまた素晴らしい松明ですね」
いい加減、我に返ろうよ。

「二度と失わないとこの胸に誓ったのに…!」
「頼久…、そんなに自分を責めるんじゃない」

その夜さっそく泥棒に入られ、新調したての竈を奪われる。
武士団はどうした。
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神子がいなくなってしばらく立ってから、
平安家族一行は、慰安旅行に出かけました。

雪ダルマをつくる友サマたち。

ビーチでは、「ゴールデン太陽賞」とやらをいただきました。
一家を代表して友雅がトロフィーを受け取ります。

そしてトロフィーをさっとどこかに仕舞い込む友サマ。
そのちっさい海水おパンツのどこにそんなスペースが。
彼らは他にも雪のロッジへいったり、山荘へいったりし、
長期休暇を楽しみました。
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帰宅後。
「ふふ…みんなで楽しそうね……」

「…?」

「ぐぱ〜〜〜」
「!!!!!」

びっくりして逃げちゃう友サマ。年寄りを突然脅かさないでやってください。
傍ら(壁を挟んでるので部屋外)ではチェスに夢中の泰明。

「う〜ら〜め〜しいわぁ〜」
屋敷内を放浪する神子の御霊。

「ぐぱ〜〜」
「!!!!!!」
友サマの放尿をしきりに妨害する幽霊神子。

パタン。
いなくなった隙に、気を取り直してもう一度IN。

しかし、神子の気を感じると、すぐに止めて出てきてしまいます。

「ぐぱ〜〜」
「!!!!」
友雅ばかりが怨念の塊のごとく狙われてるよう。

「霊とはいえ、もうすこし女性のたしなみを身に着けたまえ」
いい加減、用を足させてやって下さい。

「ふふふ〜〜」
「………」

「…はっ…これは神子殿。とんだ所を…」
股間を隠す頼久。

「ぐぱ〜〜〜」
「み、神子か?!逢いたかった!!」

「天真君はど〜〜こ〜〜〜?」
神子がその場から姿を消すとすぐに、
遠くで天真君の悲鳴が聞えました。