chapter2: 神子増量中 -中篇-
隙を突いて泥棒に入られました。
寝殿造りはすーすーしてて、泥棒も入り放題です。
しかし、ドアを取っ払って、泥棒を隔離。逃がしません。
そこに、ちょうどもよおして起きてきた武士を強制配置。
こらえろ頼久!
無事泥棒逮捕です。
武士団大活躍。
-------------------------------------------
そしてまた神子篇へ。
神子殿は順調に量産されています。
今宵も3人目の神子が出現。
「み、神子殿。こんな夜更けにど…どうされたのですか?」
「なぁに?これ」
「先日、旅へ出かけたときのお土産です。拙いものですが、神子殿に、と思いまして」
「え!ありがとう、鷹通さん!」
3人目の神子が現れてからまもなく、4人目の神子が出現。
幽霊神子も俳諧し始めました。
鷹通殿も困惑です。
「…………で、では、映画の話など…」
増え続ける神子たち。
「おなかすいたよね」
「ねぇ」
地中を泳ぎ回る幽霊神子。
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
「え〜?なにあれ〜」
「ちょっと、あれ私じゃない?」
幽霊神子に脅かされる神子たち。
「いや〜〜ッ!!怖いよぉ〜!!頼久さ〜〜ん!」
一人逃げ出しました。