chapter2: 神子増量中 -後篇-
「なぁになぁに?」
「ご飯ができたみたいね」
「え?お食事なの?」
「そうよ、天真くんが作ったんだって」
「えー?食べられるの?」
「ちょっと、失礼なこと言っちゃ駄目よ」
みなでぞろぞろ食堂へ向かいます。
「きゃぁ!ちょっと脅かさないでよっ」
「私の分がないよぉー?!」
「…………」
「なぜ………、こんなに神子がいるのだ?」
「……………」
「おなかすいたよ〜」
「私、もう一泳ぎしてこよっと。」
「これ、蓄音機って言うんでしょ?レトロでいいよねー」
「そろそろ帰るね。じゃぁね、頼久さん」
一人目の神子、帰宅。
「(どこに帰るのだ…?)」
「私の鷹通さんになんてことするのよ!」
「そうよそうよ!」
神子内で嫉妬し合いです。
「み、神子殿、落ち着かれてください」
神子は鷹通とラブラブなんです。
こういうとき、どうなっているのかしら…。
神子は結局はどれも同じ人物なので、ハートは相殺されているみたいです。
「ふふふ〜、いい気味ねぇ〜……」
「きゃぁぁあぁぁ!」
「神子殿!」
もうめちゃくちゃ。
「もうっ、鷹通さんッたら、知らないっ!」ぷんっ。