chapter3: でばがめ -前篇-






 「………何人目だ?」






 「頼久、愛しているよ」
 「私も…と申し上げたいところですが…友雅殿……あの…神子殿が…」
 「頼久は私と『らぶらぶ』なんだよ、神子殿」
 「…ッ!!友雅殿っ!」

 「『らぶらぶ』を知ってるなんて、さすが友雅さんね?!」
 「ごはん〜」



 「駄目よ、食べ物を踏んじゃ」

やりたい放題の神子。粗相をしすぎです。













一方。
こちらはハーレム状態の鷹通氏。
彼の方だけが本気になっている……。

 「神子殿……私は…(連理の榊のようになりたいと願うのはいけないことでしょうか…)」



 「鷹通さん…」
 「神子殿…?!(ああ…っ!もう死んでもよいです…!連理の……)」

神子殿からの熱いチッスに晩熟の鷹通は興奮気味です。



 「私も鷹通さんのこと、好きです」

けれどまだ薄いハート。
遊ばれているだけのような気がしないでもない。










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 翌朝。



手土産持参で悪ラムがやってきました。



 「ふふふ……我のものになれ、天の……ほぶッ?!??!」

友雅の無言の眼光線と、股間に痛恨の一撃を食らった悪ラム。

















 「ん?」


 「頼久…、ここ…すごいね」
 「あ…んッ…友雅殿…そんなところ…」

なにやら浴室で楽しげな二人の声が。



シャワーブースをどかしてみる…
と中ではこのような展開が。

 「おお…天の青龍…、やはり期待以上の良い体だの」



股間やら乳首やらを後ろから愛撫しまくる友雅殿。

 「は…ぁ…ッ」
 「頼久、ここ敏感だよね…」
 「ん…」
 「もっと綺麗にしてあげるね」



 「このようなことでは、秩序が乱れて困りますね(羨ましい……私も…神子殿と……ッ)」

 「あなたも…、いつまで覗いているのですか。」


















 「地の白虎とは縁を切れ」
 「なぜそのようなことを言われねばならぬ。」
 「私の方がもっとすごいぞ?」
 「何がだ」
 「試してみるか?」



 「なぜ私が貴様となど。馬鹿なことを申すな、刀の錆にするぞ。」

 「くぬぅ……」



















しかし懲りないアクラム。

 「むふ