chapter4: お友達 -前篇-
ある日、居間のテーブルの上に不思議なランプが置いてありました。
「これはなんだ…?」
不思議に思った頼久さんがランプをこすってみると
どろん
変な物体が出てきました。
人語を話すソレは火の奇跡か水の奇跡かと問うので
頼久さんは「火」と答えました。
「とんだことをしてくれた…!」
火災発生。
しかもこんな場所なのでどうとすることも出来ません。
自然鎮火を待つのみです。
源氏の甲冑が燃えてゆく…。
半日ほどしてようやく鎮火。
こんな失態をしてしまったことは、土御門のみんなには内緒です。
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みんなが帰ってきています。神子もまだいます。
「頼久っ!」
「んんん!!」
「場所を選ばずお盛んなんですね、友雅さん」
「神子殿の御前ではお止め下さい!」
「頼久さん、私は気にしてないよ」
シム人はやたらトイレで盛りたがります。
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仕事の出世に必要な家族の友達数確保のため
あの人に来てもらいました。
遙か1キャラは新たに制作しない限りもういないので、この人。
頼久さんのお兄さん、ではなく、源頼忠さんです。
3人存在する頼久・友雅と違い、シム京で頼忠は彼一人だけです。
友達を作るのは、いつも家にいる頼久さんの役目です。
今日もまた一人、虜に。
この頼久さんは「魅了」が使えるらしいです。
天然の「魅了」なので、本人無意識の自然発動。
「お前は頼久によく似ているな」
「はじめお会いしたときは、頼久が髪を切ったのかと思いましたが別人だと知り驚きました」
「私も、泰明殿や鷹通殿によく似ておられる方を存じておりますので、驚いております」
「不思議な話だ」
「ええ、実に興味深いです。それについては後ほど、詳しくお聞かせいただけないでしょうか」
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神子殿にもようやく赤いハート、本気になったマークが付きました。
今回もキスをしてきたのは神子殿からです。
しかしよくトイレで結ばれるのはなぜ?
「はっ…頼忠殿っ……後にしてもらえないだろうかっ…ふぅっッ」
ギシッ
「…ァあッ…あッ…」
ギシッ
「悪いがっ……今は取り込み中でねッ…」
ギシッ
「…あぁッ…ん…」
行為後。
お腹が空いて死にそうです、と神に向かって訴える頼久。
しかし、食べ物が振ってくるわけではなし
仕方なく自分で作ることにしたらしい。
友雅は極度の疲労で先にご就寝しました。
仕事帰りでお疲れなのに無理させちゃった。
後篇へつづく。