chapter6: 高原リゾート -後篇-



新たなリゾート施設へと場所を移動しました。



 「かまくらも面白かったけれどれね、今日はやわらかい布団で眠れるよ」
 「私は……友雅殿とご一緒できればどこであろうとも……」
 「頼久……(嬉)。…ほら、もっと近くへおいで」











子供 「…………」















開けっ放しは寒いです。



ホテルのおねえさん 「…………」



着ぐるみ 「………」
























友雅さんたちが眠りについた頃。
その隣の部屋で…。



鷹通が突然尻を押さえて小刻みに痙攣し始めました。



 「ふぬぅ…ッ?!」



相当苦しいようです。
きっと寒空の下での褌一丁が祟ったのね。無茶するから。



トイレに篭ります。



けれどまだ苦しいみたい…。










 朝になりました。



用を足そうとトイレに向かった頼久さん。

 「はぅッ?!!!」

今度は頼久さんまでもが尻を押さえだしました。



 「腹の調子がおかしい…」

それでも朝食にケーキを食べる頼久さん。



 「くぅッ…!」

頼久さんの場合、痔なのでしょうか?
お手洗いに駆け込んだものの、途中で中断して尻を押さえ苦しんでいます。



気張ります。

 「うッ!?…(友雅殿にこんな姿を見せてはならぬッ。どうかお振り向きになりませんよう…!)」

頼久さんの切なる願いが届いたのか、友雅さんはそのまま外へ出てゆきました。















 「頼久、体調が悪いのだろう?」
 「いえ、そんなことはございません」
 「ともに褥に入ったとおもえば、すぐに厠へ駆け込んで行くじゃないか」
 「………気分を損ねられたこと、お詫び申し上げ…」
 「そうじゃないよ。すぐに屋敷に帰ろう。ゆっくり休みなさい。いいね」

せっかくベッドでラブラブと過ごす計画だったのに、頼久さんがこうでは行為になりません。
















一路帰宅。
天真くんはダッシュでどこへ…?



鷹通もダッシュ。



やっさんもダッシュ。



 「風変わりな代物ばかり増えてゆくな…」

友雅さんだけはまったりと、バケーションで獲得したどうしようもない宝物を飾ります。









頼久さんを個室で療養させることにしました。特別待遇です。
ここは後に友雅さんと頼久さんの専用ルームになります。
他のみんなは共同部屋です。



鷹通は夜食。
腹は治ったのかな。



友雅さんは添い寝をしてあげながら眠りに就きました。













 もうじき明け方ですが、外はまだ真っ暗です。



 「ん……頼久?もう…体はよいのかい…?」

頼久さんが起きてきました。



 「折角の休暇でしたのに私のせいで…申し訳ございません。」
 「頼久が本調子でない休暇なんて退屈なだけだ。引き上げて正解だっだよ」
 「ご心配をおかけいたしました。おかげ様でもうすっかり良くなりました。」
 「そうかい?まだ無理をしてはいけないよ」

頼久さんだけにはどこまでも過保護な友雅殿と神(プレイヤー)でした。