chapter8: 頼久の憂鬱1 -後篇-






頼久さんがシャワーからちょうど出ると、
3者融合合体です。
婦人が頼久さんのシャワーに乱入しようとしたために友雅さんが体を張って阻止。
頼久さんと友雅さんと近所のコーネリア婦人とが合体してます。



頼久さんのマグナムをご神仏に縋るがごとく拝もうとした婦人に対して
自己防衛処置のために「攻撃する」が発動。

 「頼久、それくらよいだろう。触らせてさしあげろ」
 「………これは友雅殿のものなのだ。たとえ主であろうと、神子殿であろうと、誰であろうと触れさせはせぬ…!」

 「頼久……っ
 「…申し訳ございません、ご婦人。お察し下さい。」







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頼久さんは、なんだか浮かないか顔をしていました。
べつにマグナムを触られそうになったからではありません。

その様子をみたあかねちゃんが心配してやってきました。



がさごそとパペットを取り出すあかねちゃん。



 「頼久さん、元気出して?」
 「神子殿……私は……」

神子パペットに励まされる頼久さん。

あかねちゃんは散々パペットで頼久さんを励ますと、その場を後にしていきました。



一人残された頼久さん。

 めそめそ…

 私は……私は……情けないことですが本当は寂しいのです…。
友雅殿と顔をあわせても、近頃は挨拶ほどしか会話を交わせません…。
すぐに仕事へと向かわれてしまいます。
私達の為に、と用意してくださった部屋と「ダブルベッド」も鷹通殿らに奪われ…、
隙を見てやっと取り返したと思えば、今度は泰明殿が「問題ない」と寝床に入ってこられ、
私は床を追いやられるのです……。



バックグランドに流れる天真君のピアノ。

その隙に…



ベッドを奪還してくださった友雅殿。
久しぶりに友雅殿と眠れます。














 朝



寂しくて仕方がない頼久さんを一人おいて、今日も友雅さんは選挙活動に出かけていきます。

 「ごめんよ、頼久。すぐに帰ってくるからね」



迎えの選挙カーへとダッシュする橘議員候補(無所属新)。
スター職を極めた友雅さんは、何を思ったのか政治界へ転職。
「私に向いていると思ったのだよ」
と、左近衛府少将さまは語っておられます。









 夜



本日の選挙運動を終え夜遅く帰宅。
頼久さんはもうすでにお休みになっていました。

夜行性のやっさんによる演奏をBGMに、一人寂しく遅い夕食をとります。



友サマはお疲れの上、便意が超ピンチなのに、泊り込んでいるあかねちゃんの分の夜食を作らせる神。



 「きゃぁ〜美味しそう〜vさすが友雅さんだね」

その後友サマは、思わず股間を押さえつけそうになる両手を根性で必死に制しながら
猛ダッシュで厠へと駆け込んでいきました。



ベッドはまたも鷹通たちによって占拠済み。



 「まったく油断もすきもない。」

腹いせに夜食をお召になる友サマ…。