chapter9: 頼久の憂鬱2 -前篇-

友サマが眠りについたと同時に起き出して風呂に浸かる頼久さん。
まだ気分が優れないみたいです。

そしてまた神子パペットに励まされています。
ずいぶんとタイミングよく現れた神子。
頼久さんの入浴シーンをこっそり覗き見していた模様。

しつこい神子。
パペット攻撃4回目。

「神子殿、私はもう十分励ましていただきましたので……」
倦厭する頼久さん。

懲りないパペット攻撃。
「あの…神子殿……」

「も、申し訳ありませんが……」
「…私じゃ頼久さんの寂しさは埋められないのね…」

パペット8回目。
「………………」

今夜はやっさんに寝床を奪われています。
油断もすきも…。

一人寝が寂しい頼久さんです。
「zzzzz……友雅殿……zzzzz」

友雅殿はこっちのベッド。
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夜が明けて

食器洗い機が壊れたらしく、食堂は一晩のうちにノアの大洪水。
「天真……お前か?」
鷹通の仕業です。

「なんで朝っぱらから掃除なんだよ、俺バイトあんだけど」
「口よりも手を動かせ」
さすがに掃除をしはじめました。

掃除を始めてまもなく、天真君の仕事の迎えの車がやってきました。
「悪ぃな!あとは頼んだぜ頼久」
天真君は仕事に行ってしまいました。
「…………」

めそめそ。
掃除途中、思い出したように泣き出す一人ぼっちの頼久さん。
「けっして掃除が嫌なのではない」

ふきふき

めそめそ
「断じて掃除が嫌なのでは……」

元凶を修理中。