chapter1: 天真くんの旅 -中篇-


妹を探すためにも、あちこち出歩く天真くん。



公園にやってきました。

 「なんだ?合宿か何かか?」

テニス部の団体と遭遇。




 「あかねじゃねぇか!!」
 「天真くん!」




 「天真くん、私にあえて逢えて嬉しいからって泣かないでよ〜」




 「あんたもこんなところに連れて来られちまったのか!」
 「これは天真殿。奇遇ですね」




くんくん。

 「…?」




 「ぐえッ!」




 「天真殿、もしやお金に困っているのではありませんか?」




 「んー、それより腹減らねぇ?」




 「おえッ!」




 「頼久じゃねぇか。相変わらずゴツイな」
 「天真、鍛錬を怠ってはならんぞ」




 「友雅とは上手くいってんのか?」
 「そ!そんなことはよいではないかっ」