chapter2: 新たな拠点
新しい活動の拠点をシム京に移した鬼の首領アクラム。
寂しいことに、部下たちは出張中でまだいません。
これもテストプレイなので、
おうちは建売(デフォルト)の仮住まいです。
アクラムも同じくフリーウィル。プレイヤーは支持せず、行動を暖かく見守ってます。
いざ入室。
ふみッ
「………」
「き、貴様地の白虎!」
「こんなところに一人で仮住まいかい?寂しいねぇ」
新人の様子をさっそく伺いに来た
挨拶好きの友雅に馬鹿にされて悔し泣きのアクラム。
「いまに覚えておれ………」
「も、もう、いいだろう。帰れ」
「ふ〜ん」
ごみを出すアクラム。
「いつまでおるのだ」
「お茶は出ないのかな」
「…………貴様、ちと寛ぎ過ぎではないか?」
「食うにも困る身なのか。哀れだねぇ…。」
「(………)」
「持成しもないのではね。帰るか」
「やっと帰りおったか。奴はいったい何をしに来たのじゃ」
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橘友雅が帰って数分もしないうちに…
「?!貴様何をしに戻って来た?!」
「??私は今君と初めて会ったのだが」
同じ奴かと思いきや、ドッペル橘その2です。
平安家族の。シム京には3人友雅がいるんですよ。
そんなこと、アクラムは全く知りません。
「もうよい、勝手にせよ」
「それよりも、くふふふ…。やっと届きおったわ」
怪しげなダンボールを開封するアクラム。
「これで世界征服じゃ。世の愚民どもに鬼の脅威を知らしめてやるわ」
「どうせまた失敗するよ」
「なっ!」
「どうやら今回の鬼は放っておいても害はなさそうだね。(だが頼久だけは近づけないようにしないと)」
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アクラムは食料を調達のために農場へやってきました。
偶然やってきていた人妻頼久に、魔の手が忍び寄ろうとしています。
木陰からそっと呼びかけるアクラム。
ナンパ。(しかも便所の裏で)
人妻頼久はピザが好き。
「ほほっ。貴様もなかなか通よのぉ」
アメリカンなアクラムもピザが好き。
店内に入っても頼久を追いかけるアクラム。
そこへ既婚者頼久の旦那さまが入ってきました。
「しかし面妖な格好をしておるの」
指を指してからかうアクラム。
うふふふ、と満更でもなさそうな頼久。
「頼久?…大丈夫か?」
「ふん。地の青龍も来ておったのか」
まだまだしつこいアクラム。
「今宵は宴じゃ。ぬしも来い」
「………」
頼久の後ろに回りこみ…
「くば〜〜〜」
「ッ!!!!!」
「一人きりでよほど寂しいのだな…構って欲しいのか…。」
「なッ!貴様に慰められたくはないわッ!」
頼久の「慰める」が発動。
けれどそれを嫌がるアクラム。
そばで見ていたらしい友雅からは「平手打ち」が発動したが、
近くに障害物があったのか、結局不発に終わる。
命拾いするアクラム。
アクラムは寝間着に着替えると、農場のコテージで就寝体制。
眠りに就かれるようです。
家に帰ってから眠れよ…。